山口瞳さんの『美酒礼賛』

『美味礼賛』の本の表紙の写真。とっくりとおちょこ、そして酒の肴のうつわが描かれています。

(「Buy」ボタンを押すとONLINE STOREの買い物カゴに飛びます(まだ購入はされません)
Soleil et Lune ONLINE STORE を押すとONLINE STOREのトップページに飛びます。)


全国津々浦々の美食美酒巡りが面白いです。

そんな中に、京都の老舗のバー「サンボア」さんも出てきます。
京都に憧れて通いはじめた頃にサンボアさんに寄っていて(寺町三条のお店か祇園のお店かは忘れました)、お店のマスターから、京都でお年を召した方の中には『東京都』のことを、『東、京都(ひがし京都)』って言うという話しを聞いて、なるほどと思ったことがあります。その頃は京都贔屓だったので、「なるほど」というより「うれしい」って思った想い出があります。

さらに松江の皆美館のこんなくだりが出てきます。

「私は、しかし、皆美館の善意を尽くした料理は絶品(特に魲の奉書焼き、松葉蟹、鴨鍋が上等だ)だとは思うが、とりわけ皆美館だけに伝わるという鯛めしが好きだ。松平不昧公の考案によると言われているが、これは『名物にうまいもの無し』の例外中の例外だと思っている。まず、鯛、玉子、大根、海苔、たっぷりの山葵という色彩がいい。それに、味がさっぱりしているのが私なんかには好ましい。皆美館に行けば朝食はこれにしてもらっている。ということは毎日食べても飽きがこにということだ。てっとりばやく鯛めしだけを食べてみたいと思われる方は、東京赤坂月世界ビルの皆美へ行ってみるといい。」

松江のこの皆美館さんには訪れたことがないのですが、大阪梅田の阪急グランドビルの中に入っている「皆美」さんというレストランで、鯛めしをいただいたことがあります。
宇和島の鯛めしが大好きなわたしは訪れた食べたのは2回ほどでしたが。東京の銀座にも「皆美」さんがあって食べにいこうと思っていた時期もありますが行けずじまいでした。調べてみると、大阪のお店も東京のお店も閉店されたみたいです。
いよいよ松江で食べるしかないと思うと行きたいって気持ちになります。

さらに加賀のおいしいものの話しも出てきていて紹介したいのですが、きりがないのでまた今度にしようと思います。

よろしければシェアをお願いいたします

コメント

コメントする

目次