リチャード・ブローディガンの『西瓜糖の日々』~BOOK・TALK 便り Vol.2 (2026/10/7)

松陰神社前の実店舗で「BOOK・TALK」を毎月開催しています。
「BOOK・TALK」を紹介する「BOOK・TALK便り」という紙のちらしに、自分の好きな本を紹介しています。
2026年10月7日の「BOOK・TALK便り Vol.2」にリチャード・ブローディガンの『西瓜糖の日々』について書いていて、
その内容をこちらのブログで紹介しています。。
リチャード・ブローディガンの『西瓜糖の日々』を紹介します。
『西瓜糖の日々』は、凄惨なシーンもありながら、あたたかな世界に浸れる小説です。
「アイデス」と呼ばれる場所と、「忘れられた世界」と呼ばれる場所があり、考え方の違う人たちが住んでいます。
「アイデス」には、主人公たちがあらゆるモノが西瓜糖で作れていて穏やかな生活が営まれています。
一方、「忘れられた世界」には、古い文明の(捨て去られた)遺物が数え切れないほど山積みになっており、「アイデス」に反感を持っているイン・ボイルたちの根城となっています。
イン・ボイルたちは「アイデス」の生活、考え方を嘲笑し、本物の「アイデス」に目覚めさせようとしますが、はたして。。
ユートピアにも感じさせられる「アイデス」の暮らしの描写は、読む側をあたたかな気持ちにさせられます。
現にわたしもうっとりとした心地のよい気持ちになります。
「忘れられた世界」とは?ということを意識すると、「アイデス」は必ずしもユートピア的ではない面も見え隠れしてきて、深い小説だなと思います。
この『西瓜糖の日々』はオマージュしている作家さんも多いです。
Coyoteの特集号には、小川洋子さんや平松洋子さんが『西瓜糖の日々』への想いやオマージュ作品が載っています。
『西瓜糖の日々』については、前にもブログで紹介しているので引用いたします。
遠く知らない街の夢のような甘美な世界~リチャード・ブローディガンさんの『西瓜糖の日々』
https://soleil-lune-tokyo.com/richard_brautigan_inwatermelonsugar/
リチャード・ブローディガンさんの『西瓜糖の日々』
https://soleil-lune-tokyo.com/brautigan_richard_suikatou/

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