鴨居羊子さんの『わたしは驢馬に乗って下着をうりにゆきたい』

『わたしは驢馬に乗って下着をうりにゆきたい』の本の表紙の写真。鴨居羊子さんのイラストで、赤い頬紅と口紅をつけた下着姿の女性が椅子に座って絵筆らしきものを持って上の方を見つめています。傍らには正面を向いた片耳が垂れた犬が描かれています。


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鴨居羊子さんの自伝ともいえる本書。鴨居さんが新聞社に勤めていた時代からの自伝エッセイです。新聞記者だった鴨居さんは、ピンクのガーターベルトに出会い下着デザイナーを志し、「TUNIC(チュニック)」という下着のお店をオープンさせ従来の下着の概念を変えました。信念をもち、経営、制作、家庭、恋などあらゆることに情熱的な鴨居羊子さん。素直でストレートな喜怒哀楽の表現に惚れてしまいます。箱入りの本ですが描かれた鴨居羊子さんの絵が味があってとっても素敵です。

鴨居羊子さんがオープンさせた「TUNIC(チュニック)」というお店は今でも残っています。
TUNIC(チュニック)

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