雑誌『あまカラ』、そして『「あまカラ」抄』

雑誌『あまカラ』の表紙。カレイかヒラメかピンクのイラストの魚が2匹描かれている。
1950年代から1960年代に、『あまカラ』というB6横開き(13x18cm)の小冊子が発刊されていました。
美食専門の月刊雑誌で、菓子司鶴屋八幡さんがスポンサーとなり、17年間続きました。
この『あまカラ』という雑誌は、いろんな人の食のエッセイが収録されているのですが、とても深い内容で、食にこだわりをもつ作家さんの話しに引きこまれます。
全国津々浦々のおいしいものも紹介されているので、住んでいるところや故郷の食のエッセイを探してみるのも楽しいです。また本に掲載されているその当時の広告もその当時をうかがい知れて魅力です。ちなみに創刊から7年目までが旧仮名遣いになります。
数々の食のエッセイ本を書いている小島政二郎さんの「食ひしん坊」は創刊号から掲載されています。



表紙にいいデザインのものがあり、ジャケ買いもいいかもしれませんが、最近は本屋さんで見ることも少なく、先日東京神保町の食の専門店で聞いてみましたがこの頃は出てこないと言っていましたが、本屋巡りをして探してみるのもいいかもしれません。金沢の古道具屋さんで見つけたこともあるので、どこで出逢えるかは未知です。

雑誌『あまカラ』の表紙の写真。JULY 1967 No.191です。表紙は抽象的な赤とグレーの曲線の形が組みあわせられている。なにかの形をあらわしたものかはわからない。

この『あまカラ』は、いろんな形で再版されており、高田宏さんの編の『「あまカラ」抄1、2、3』や、小島政二郎さんの『食いしん坊』などがあります。

高田宏さんの編の『「あまカラ」抄1、2、3』です。

『「あまカラ」抄1』



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『あまカラ』から「作家」別に選んだ随筆集。大岡昇平「巴里の酢豆腐」、壺井栄「瀬戸内の小魚たち」など、45人の作家の随筆が載っています。


『「あまカラ」抄2』



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『あまカラ』から「作家」別に選んだ随筆集。小林秀雄「蟹まんじゅう」、串田孫一「山で食べること」など、42人の作家の随筆が載っています。

『「あまカラ」抄3』



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『あまカラ』から「作家」別に選んだ随筆集。岡本太郎「食通の資格なし」、長新太「まんぷく旅行」など、43人の作家の随筆が載っています

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