香月泰男さんの『春夏秋冬』

『春夏秋冬』の本の表紙の写真。香月さんの赤い椿のお花の絵が描かれています。椿はいまにも咲きそうなお花とつぼみです。

(「Buy」ボタンを押すとONLINE STOREの買い物カゴに飛びます(まだ購入はされません)
Soleil et Lune ONLINE STORE を押すとONLINE STOREのトップページに飛びます。)



香月泰男さんの『春夏秋冬』。
香月さんは、人間と自然の営みに鋭い視線を向けていて、批判するのではなく、自然のようでありたいというさりげない姿勢が心に響きます。

たくさんのいい詩(文)が載っています。



自然のものは一応の用を果した後も、
それなりの美しさを見せ、よいころには消えてもくれるが、
人間の造ったものにはそのやうな配慮がない。





ものを動かす本流は、
平凡と言はれるやうな生活に耐へ得る
人間の力から生まれてくるのではないかと思ふ。





家の中の音、空の音、野良からの音、街道からの音、
すべて機械が発する音は美しくない。
鳥の声、人の声、虫の、樹の、草の風声は心地よい。





太陽はいつも絶対に美しい。



よろしければシェアをお願いいたします

コメント

コメントする

目次