堀口大學さんの訳の『グウルモン詩抄』

『グウルモン詩抄』の本の箱の写真。深い緑の箱の表紙の真ん中に文様の地と草花のイラストが描かれた紫色の紙が貼られており、タイトルと訳者の名前、出版社名が書かれています。

神田神保町に出ていたとき、靖国通り添いのよく行く文芸の古本屋さんに入って見ていたら、はるか高いところに、堀口大學さんの訳の『グウルモン詩抄』を見つけました。
この詩集のことは、野崎歓さんの『五感で味わうフランス文学』で話題にしていて、ぜひこの詩集を手にいれて読んでみたいなと思っていました。
野崎 歓さんの『五感で味わうフランス文学』

本体の表紙です。



『グウルモン詩抄』の中の「ブロンドの林」のページです。





ちょっとだけ、書きだしてみます。

「われは戀の女の 戀に滿ちたる體なり わが草は明るき涙に濡れたる睫にて わが晝顏は瞳の如く開きたり。」

戀は恋、體は体、晝顏は昼顔です。

おごそかな訳でとってもお気にいりです。

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