主従関係を越えて~エリック・バテュさんの『ジュールとセザール』

『ジュールとセザール』の絵本の表紙です。 犬のセザールが飼っているジュール。立っているセザールに、ジュールが赤いボールをくわえて持ってきているイラストが描かれています。
登場人物が小さく可愛くて深い色合いが素敵なエリック・バテュさんの絵本。
エリック・バテュさんはフランスの作家さんです。

いまはもうなくなってしまったお店ですが、自由が丘にあったフランス雑貨の「Raconte-moi」さんにフランス絵本が置かれていて、そこで初めてエリック・バトゥーさんの絵本に出会いました。
最初に出会ったのは、フランス語版のエリック・バテュさんの『Le secret』(翻訳は『それはひ・み・つ』)でした。
そこから、エリック・バテュさんの絵本にはまって、いろいろな絵本を手にいれて今にいたっています。
これまでエリック・バテュさんの絵本はオンラインストアに何冊か登録していますが、ブログで紹介するのは初めてかもしれません。

しばらくぶりで手にとった『ジュールとセザール』をあらためて見て、素敵な本だなと思いました。

『ジュールとセザール』は、「すて犬」の広告を見て飼おうと思った犬のセザール。
ジュールという名前の犬を飼いはじめます。
同じ犬でありながら、あくまで飼い主とペットの関係の主従関係。
食事も移動も時間もご主人のいいつけどおりにしなくてはいけません。

自転車に乗っているジュールの後ろをセザールが走っているイラストが描かれています。

ジュールをペットしてみているセザール。
セザールの言うとおりにしているジュールはこうしたいなって思いがあります。
2匹は幸せな関係を築けるのでしょうか?
人間社会にも通じる深いお話しの絵本です。

こちらの絵本は、12/20金曜にお店に持っていくのでぜひご覧になってください。
オンラインストアには、土曜の夕方から公開販売する予定です。

エリック・バテュさんの絵本は少しずつ紹介していければと思います。


よろしければシェアをお願いいたします

コメント

コメントする

目次