ささめやゆきさんの『イワンのむすこ』~山口の「ロバの本屋」さん
自分の持っている本はどこで買った本かはおおかた覚えているのですが、お店の人と話しをして買った本は特に記憶に残っていて、その本はなかなか手放せません。
そんな1冊が、蜂飼耳さんとささめやゆきさんの『イワンのむすこ』。
久しぶりに手にとったのですが、山口の本屋さんで買った本だなと懐かしい思いにかられました。
発行年を見たら2011年で、「2011年はつい最近だなあ。ずっと昔に行った山口の本屋さんで買ったのは勘違いだったかな」と思いましたが、2011年はいまから13年も前でした。
やはり、2013年に山口の山奥にある「ロバの本屋」さんに訪れたときに買ったものでした。
昔、東京の経堂に「ロバロバカフェ」さんという人気のお店があったのですが、そのお店をしめて山口にお店を開いたのが「ロバの本屋「さんです。
山口の三隅にある「香月泰男美術館」と仙崎にある「金子みすゞ記念館」を訪れていたときに、「ロバの本屋」というのが山口にあるよ、ってメッセージをもらい、じゃあ行ってみようかなと思いたちました。
そのときは仙崎にいたのですが俵山温泉までバスで45分。そこからは歩きで35分。
行けるなって思って行ったのですが、バスから降りて歩いている途中で、道を間違えて山奥に。携帯電話も圏外で、山奥から車の通る大通りに戻ってひたすら歩く。車の通りを歩くにはつらいなと思いながら歩いていましたが再び道を間違えてしまいました。
バスから降りて2時間くらいかかってお店にやっと着いたときは閉店10分前。お店の店主さんに歩いてきた人を久しぶりに見たと言われました。やっと着いた店内で本を見るも大きな蜂が入ってきて気もそぞろだったのですが、そのときに見つけて買ったのが『イワンのむすこ』の絵本でした。
帰りは俵山温泉まで車で送ってもらいましたが、ものの5分くらいで着きました。
いまでもロバの本屋さんは営業されているみたいですね。
車で行くことをおすすめします。「香月泰男美術館」も「金子みすゞ記念館」も楽に巡れるかもしれません。
今回は絵本の内容まで踏みこみませんでしたが、ささめやゆきさんの絵は好きでいろいろ持っています。また話題にできたらと思います。
コメント